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コレステロールが気になる!でも、食べたい!方向けの牛肉レシピ★

鮮やかな色の牛肉2枚が皿に盛り付けられている写真

皆さんはコレステロールについてどれくらい知っていますか?
今回はコレステロールについての知識を深めながら、数値が高い方向けに、お勧めの牛肉レシピをご紹介します!!

まず、コレステロールって何だろう?

女性

身体の中には4種類の脂質があります。中性脂肪・リン脂質・遊離脂肪酸、そしてコレステロールです。これらの脂質はそれぞれ身体を健康に保つ上で重要な役割があるため、全てが有害という訳ではなく、一定量に維持する必要があります。

コレステロールの主な働き。

  • 人間の脳や神経、細胞の膜を形成している。
  • 病気に対する抵抗力を維持する。
  • 性ホルモンや副腎皮質ホルモン、胆汁酸などを作る材料となる。
  • ビタミン類などを代謝する役割。

こう見るとコレステロールって悪いイメージだけでなく、人間にとって大事な役割であることが分かりますね。

善玉・悪玉とは?

コレステロールは2種類ある訳ではなく、それぞれの働きの違いを表現するために善玉と悪玉としています。
コレステロールは血液中に流れ込むと、タンパク質と結合してリボタンパク質という物質になります。リボタンパク質にはいくつか種類がありますが、特に重要なのがLDLコレステロール(低比重リボタンパク質)とHDLコレステロール(高比重リボタンパク質)です。
LDLは肝臓で作られたコレステロールを全身に運び、HDLは余ったコレステロール回収する働きです。
この内、LDLコレステロールは増えすぎると血流が悪くなって動脈硬化の原因になり、少なすぎると血管が細く弱くなり脳出血の原因にもなります。こうした傾向があるため、LDLは「悪玉コレステロール」、逆にLDLを回収する働きがあるHDLを「善玉コレステロール」と呼びます。

どう改善するか?

体重計に乗って体重を測る様子

高すぎても低すぎてもいけないコレステロールですが、高コレステロール値で悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
改善策としては、食生活・適度な運動・禁煙などの総合的な生活改善があります。
最近では食事から摂取するコレステロールは2割程度で、あまり影響はないとされていますが、気を付けるに越したことはないと思います。

牛肉とコレステロール

牛肉はコレステロールが多いイメージがあるかもしれませんが、実はそうではありません。

確かに脂肪が多い部位を食べることはコレステロール増加に繋がりますが、赤身の部分は実はそれほどコレステロールは高くありません。
牛肉にはステアリン酸という成分が含まれており、この成分はコレステロールの上昇作用がないことが証明されています。

また、牛肉を摂取することで血中の悪玉コレステロールを抑制し、善玉コレステロールを増やす作用があり、オレイン酸という成分も悪玉コレステロールを減らす作用と血小板を凝固させにくくする働きがあるとされています。
1日の摂取量は150g程度にとどめておくと安心でしょう。コレステロールの吸収を抑える食物繊維豊富な野菜と一緒にバランス良く食べると理想です。
つまり、牛肉(赤身)を摂取することは、体にとって非常に良いという事です。

では、いよいよコレステロール対策牛肉レシピの紹介です!

お椀に注がれた牛肉の芋煮

牛肉のこっさり芋煮

※里芋はガラクタン、カリウム、食物繊維が豊富に含まれ、血中コレステロール値低下・免疫力向上・高血圧予防・肥満予防・便秘解消などに効果あり。

【材料】(4人分)

  • 牛こま肉・・・200g
  • 里芋(冷凍)・・・200g
  • 白菜・・・8分の1個
  • ごぼう・・・4分の1本
  • 舞茸・・・1パック
  • 長ねぎ・・・1本
  • 蒟蒻・・・1袋(100g)
  • 塩(蒟蒻用)・・・小さじ2分の1
  • ニンニク・・・2片
  • 水・・・800cc
  • 顆粒昆布だし・・・小さじ1
  • 塩・・・小さじ1
  • 醤油・・・大さじ1.5
  • みりん・・・大さじ1
  • 酒・・・大さじ1

【作り方】

  1. 蒟蒻を食べやすい大きさにちぎって、塩を振って、揉みこみ、水洗いをして水を切っておく。
  2. ごぼうの表面をよく洗って、ささがき切りにして、軽く水洗いをして水を切っておく。
  3. 舞茸を食べやすい大きさにほぐしておく。
  4. 白菜を食べやすい大きさにカットしておく。
  5. 長ねぎを斜め切りにカットしておく。
  6. ニンニクに切れ込みを入れておく。
  7. 牛こま肉を湯通しして、アクを洗い流いて、水を切っておく。
  8. 鍋に水・顆粒昆布だしと里芋を入れて加熱する。
  9. 沸いたら、ごぼう・舞茸・蒟蒻・白菜・ニンニクを加える。
  10. 沸騰したらアクを取りながら5分煮込む。
  11. 湯通しした牛こま肉を加え、塩・醤油・みりん・酒で味付けする。
  12. 混ぜ合わせて味を馴染ませる。
  13. 味を馴染ませながら、長ねぎを加える。
  14. 長ねぎに軽く火を通したら、器に盛り付けて完成。

オクラの牛もも肉クルクル焼き

※オクラには、粘膜の強化、整腸作用、動脈硬化予防、疲労回復、血中コレステロール値低下などの効能がたくさんあります。

【材料】(1人分)

  • 牛肉スライス・・・50g
  • ◦塩・・・0.2g
  • ◦オクラ・・・20g
  • ◦生姜(すりおろし)・・・3g
  • ◦胡椒・・・0.1g
  • 小麦粉・・・3g
  • オリーブ油・・・1g

【作り方】

  1. オクラはそのまま熱湯でさっと茹でる。
  2. 牛ももスライスに塩・胡椒・おろし生姜で下味をつける。
  3. 下味をつけた牛ももに小麦粉をまぶし、肉の端にオクラをのせ、クルクル巻く。
  4. フライパンにオリーブオイルをひき、中火で③を焦げないように焼く。
  5. 焼き目がついたら、水(50cc)を入れ蓋をして蒸し焼きにする。
  6. 焼きあがったら斜め半分に切り、完成です。                     

牛肉の味も楽しみつつ、野菜とのバランスを考えると良いですね!
食事と共に生活習慣も見直して、コレステロールともうまく付き合っていきましょう!!

国産和牛は、柔らかく脂がサラサラとして食べやすい、大喜屋のお肉がオススメです。