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平安神宮(平安神宮会館)で雅やかな結婚式

平安神宮

平安神宮は平安遷都1100年を記念して、遷都のおや神様である第50代桓武天皇をご祭神として、明治28年3月15日に創建されました。
当時、明治維新によって実質首都が東京へ帰り、幕末の戦乱で荒廃した京都の街は衰退しきっていました。その時京都の人々や、全国の京都に思い入れのある人たちが様々な復興事業を起こし、新しい京都を立て直すと共に古き良き古都の維持に力を注いだ結果、千年以上栄え続けた雅な京都を後世に伝えるために見事に創建されたのです。

そんな平安神宮では、数々の芸能人も結婚式を挙げるほどの結婚式人気スポットです。
どのようなお式が挙げられるのか、調べてみました。

秋には「時代祭」の舞台にもなる平安神宮での伝統と格式ある神前式にはどんな特徴があるのでしょう。
見るものを圧倒する大鳥居に、朱、緑、白に彩られた100年を超える歴史ある建築美は、和装での挙式にふさわしい風景だと思います。

挙式

平安神宮の鳥居

巫女さんに導かれて朱色鮮やかな本殿の前を厳かに歩む「参進」から、平安神宮の式次第に沿って挙式が進行されます。
普段入れない本殿儀式殿での挙式はまさに日本の伝統的な雰囲気を味わうことができます。

1200年ほど前の京都の姿を今に伝える様式美を誇る「本殿」での挙式は平日のみ。平安宮の正庁、朝堂院を模しており、平安神宮の象徴となっています。

土日祝日にもお式が挙げられるのは「儀式殿」。
釣り灯籠のある回廊の先に、結びの儀式のために作られたおふたりのための特別な空間です。

歴史的建造物ながら冷暖房完備がされており、外にも屋根付きの設備が整っているので、季節や天候に左右されることなく挙式があげられるのが平安神宮の特徴のひとつ。またバリアフリーも進んでおり、極力段差が排除されているのも素晴らしいところです。

雅楽の音色が響く中、玉砂利を踏みしめ一歩一歩回廊を歩む姿は、まさに日本の美しき伝統文化。雅やかな平安神宮ですが、お式は格式高く派手なものではないので、穏やかな結婚式を挙げることができます。雅楽は生演奏、他にも巫女さんの舞もあり、他の挙式とは異なる特別な、おふたりにもゲストの方々にも記憶に残る時間になることでしょう。
婚礼専用の入口があり、参拝者が入れない特別な空間の中、美しく厳かにお式は進んでいきます。

披露宴

和装の新郎新婦

そんな格式高い平安神宮ですが、お式から披露宴まで、専属のプランナーがついて7つのアイテムをベースにおふたりらしい結婚式を作ることを大切にされています。

7つのアイテム

  • 着物
  • ドレス
  • ジュエリーやヘッドドレスなど
  • テーブルコーディネート
  • ブーケ
  • ペーパーアイテム(招待状、席次表、席札)
  • 引き出物

お式では衣裳から引き出物の相談までおふたりのご希望を大切に、披露宴ではテーブルのコーディネートも相談でき、招待状や席次表、席札をどのようなものにするかということまでサポートしてもらえます。
格式ある神社でありながら、ドレスが着られるというのも意外ですね。
和装でヘアセットは洋髪に花飾りも可能です。
引き出物の配送サービスもあります。

平安神宮といえば10,000坪もの名勝指定庭園「神苑」が見どころです。
平安京1000年を超える造園技法で造られた庭園は、社殿を取り囲むように圧巻の自然美を感じ取れ、写真に残すのにも素晴らしい風景を織りなしています。
春には紅しだれ桜、秋には紅葉と、四季折々の古都京都を楽しめます。

そんな神苑を一望できるふたつの披露宴会場をご紹介します。

栖鳳殿(せいぼうでん)

京都の中でも最大級の広さを誇る栖鳳殿は大きな窓から神苑の眺めを楽しむことができる披露宴会場。格式ある折り上げ天井が特徴で、古き良き伝統と新しい感性が調和する空間は和にも洋にもよく溶け込みます。

迎賓殿

御影石の大理石が敷き詰められており、眼下には神苑が広がるこちらも折り上げ天井のしつらえ、二面ガラス張りの窓から差し込む自然光が花嫁様をより一層美しく引き立ててくれます。
お食事は和食もフレンチもあり、和スイーツビュッフェも可能。
和洋折衷ももちろんOKです。
ケーキカットや鏡開きだけでなく、鯛の塩釜開きをされたカップルもいらっしゃいます。
平安神宮のシンボル大鳥居を乗せたケーキもあります。
お芝居などの演出も可能ですし、お式が伝統的なぶん、同じ敷地内での披露宴でオリジナリティ溢れる披露宴が叶います。
家族だけのお式から大人数でのパーティーまで、幅広く対応できるのが平安神宮会館の特徴です。披露宴を朝夕の二部制にすることも可能で、披露宴の後にナイトパーティーも開くこともできます。

弥生会

平安神宮で結婚式を挙げたカップルは、弥生会という結婚同窓会に入会します。
毎年6月、同じ神社で結婚式を挙げたカップル同士で親睦を深めることができます。また、金婚や銀婚、珊瑚婚などの節目には、記念品授与式が行われ、皆に祝ってもらえます。

まとめ

神社で挙げる結婚式の良いところのひとつに、新年の参拝から、お子様ができればお宮参り、七五三、京都の方なら十三参りなど、節目節目に結婚式を挙げた思い出深い場所を訪れるイベントになるというものがあります。
そこに結婚同窓会が加われば、思い出の場所で初心を思い返したり、語り合ったりする機会が増えますね。